2012年7月20日金曜日

YLコンベンション 農場編②

蒸留所へ着きました。
入口には昔の蒸留器が展示してあります。
これが蒸留釜。 
この中に植物を入れ、
時おり人が入って踏み固めながら、
ぎゅうぎゅうに詰めて、
下から水蒸気を送ります。
↓この方はその踏んでいる人かもしれません。
◇ 
中は空なのですが、
下から鮮烈なラベンダーの香りが立ち上ってきます。
 ◇
最初に戻って、
ガイドの女性スタッフが案内してくれます。
ガイドさんの丁寧な説明によると―
農場では植物の測定をし、
エネルギーがイチバン高まる時間帯に合わせ収穫されます。
ラベンダーは午前10時ごろ、
ジャーマンカモミールは午後1時ごろだそうです。
この農場では現在、
他にクラリセージ、ヒソップ、ゴールデンロッド、
ペパーミントなどが蒸留されています。
3年前まではメリッサも蒸留されていたそうですが、
メリッサの場合は水蒸気の温度は高めで、
華氏で220度くらいだそうです。
(摂氏だと100℃くらいかな)
その他の植物の場合は、
100℃以下で蒸留されます。
ラベンダーは、
1万リットルから約25リットルの精油が採れ、
ジャーマンカモミールの場合は、
同じ1万リットルから僅か1リットルしか採れないそうです。
高いのもうなづけます。
蒸留釜の下へ。
マーク・シュローダーも一緒でした。 
 ◇
誰か愛犬も同伴してきたらしい。
◇ 
蒸留釜の上部には複数の管が束ねられており、
さらにその管を覆う大きめの管の中に水を通し、
水蒸気は冷やされて下に落ちます。
落ちた先です。
黄色い部分が精油で、
下は芳香蒸留水になります。 
残念ながら、
蒸留されてからかなり時間がたっているため、
お水からは香りが飛んでいました。
よければもらって帰ろうと
ペットボトルを用意していたのですが・・・。

蒸留後、精油は検査を受けます。
後ろの大きな建物が蒸留所で、
手前の2階建ての建物が、
普段は見学できない検査室だそうです。
特別に、
検査室の中に入れてもらいます。
つづく。

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