2012年9月27日―
またもや沖縄に非常に強い台風17号がやってきます。
気象庁の予報では、
瞬間最大風速で65mまで達します。
こんな風に気圧が急激に下がる時、
片頭痛や古傷が痛みだす方も多いでしょう?
こういう症状を、天気痛とか気象病と呼ぶそうです。
気圧が下がると、頭蓋内や関節内で血管が拡張し、
それが神経を圧迫することで痛みが発生します。
また気圧が下がると、気分は滅入るものですが、
体の方は抵抗するために交感神経を興奮させ、
痛みを感じる痛覚神経が敏感に反応するようになります。
さらに気圧が下がると、ヒスタミンという物質が体内で過剰分泌されます。
ヒスタミンは血管を拡張させる働きがあるため、上記の痛みが悪化していきます。
さらにヒスタミンは不随意筋を収縮させる働きもあり、
筋肉の収縮で腱などが引っ張られ、結果として捻挫などの古傷が痛むことになります。
このヒスタミンはアトピーなどのアレルギーの原因でもあります。
つまりシンプルに考えれば、
この問題は交感神経を鎮めることに努めれば良いようです。
台風をどうにもできませんし、お部屋の気圧の調整も難しいでしょう。
代わりに、交感神経を鎮め、副交感神経が高まるような精油を使用できます。
ラベンダーやゼラニウム、ローズウッドやイランイラン、などなど・・・。
ローズの香り成分であるゲラニオールには抗ヒスタミン作用もあります。
こうしたリラクゼーションに優れたいい香りをお部屋にディフューズしたり、
コロン代わりに使用することで、症状の緩和が期待できます。
もちろん頭痛や関節などの痛みがひどい時には、
痛みを和らげるバジルやペパーミント、ウィンターグリーンなどを直接使用しましょう。
よく、沖縄では台風が来るとチムワサワサ~するといいます。
チム=頭 が、ワサワサする。 興奮して落ち着かない様子を見事に表現しています。
台風のときに子供が興奮するのも、交感神経が活発になっている証拠なのですね。
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